【黒魔神闇皇帝に絶対殺されるマン」こと、初代頑駄無大将軍を改修しました。
昨今のガンプラ品薄のご多分に漏れず、こちらも今は中々手に入りずらく改修がしずらいのが悲しいです(半年前ほどはガンダムベースに行けば結構あったのですが…)
以下、作成工程など併せて解説いたします。
いつも通り元キットをバラしながらプラで補完しつつ、全体のバランスを取ります。今回は鳳凰とコンパチなので、それも考慮してパーツ取りしていきます。
シンボルともいえる八紘の光輪。
プラ板で補助パーツを新規作成して合体させディティールを増やし、ハンズで購入した金ネジで留めています。
少し話はそれますが、初代大将軍には元キットとして使用したものとは別に【豪華 初代頑駄無大将軍】という大型キットがあります。
こちらは真の力を取り戻した大将軍という設定であり、通常キットにはない新武装などが付属されています。
そのうちの一つに【龍王神(槍)】という武器があるのですが、今回はそれを自作しようというのが製作目的の一つになります。
まずはプラ板にて大まかに骨子をつくります。
設定画を参考に、プラ板とパテでさらに肉付けしていきます。
竜の鱗の表現などはスパチュラで整形。
それに丸型プラ棒を刺して、大まかな造形ができあがりました。
あとはこれに細かくヤスリで整形を続けれて完成を目指します。
こちらは完全一歩手前の状態。
このように足パーツや鎧パーツに関しても、パテとプラ板で補強と大型化を繰り返します。
軍配は、LBBシリーズの二代目大将軍から拝借しました。
鎧を飾る台座はそのままだと足元パーツが小さく安定せず、かつ背丈も足りないため全長をプラ棒で延長。足元には丸プラ板で補強を施しました。
素組やSDXシリーズの武者頑駄無と並べてみて、全体のバランスの確認を繰り返します。
バランスとりが終わったら、ポリパテで全体の傷などを埋めてはヤスリがけを繰り返して整形し、最後に1000番の黒サフを吹いて塗装の準備をします。
塗装がほぼほぼ終わった状態。
大将軍は実は塗料の種類が多いキットではないので、見た目ほどは塗り分けに苦労することは意外とありませんでした。
八紘の光輪の光玉の塗装は
艶消し黒→ゴールド(黒を少し残すグラデ)→クリアーグリーン
の順で行う事で、狙い通りの緑色に出来ました。ここは結構満足。
裏面は金ネジのビスで止めてあります。
塗装がほぼ全て完了した状態。
同時制作していた副将軍と一緒に並べました。
そして完成。
大将軍の全景。
塗装はなるべく設定通りに行なっています。
大将軍の鎧はこの状態まで脱ぐことができ、ここから鳳凰頑駄無へ換装できます。
意外と簡単に脱げます。
鳳凰の鎧を装備。
結構簡単に装着できます。
初代大将軍の鎧も、鎧台座に飾れます。
またアクションベースを股間部分に接続が可能。
同じ要領で、大将軍へ換装。
八紘の光輪。少し黒のグラデを残しています。
元キットには無いギミックですが、天光剣の鞘は腰にマウントできるようにしました。
羅無駄キャノンは元キットのままでは小さすぎるので、頭身の先端部分を増設しました。
また豪華版と同じ様に肩に設置をさせたかったので、バックパックにプラ棒を差し込み、キャノンをマウント出来る様に改修しました。
軍配と龍王神はそれぞれ2分割できるので、持ち手に持たせたい場合は一旦分割させます。
またこれらの武装も背中にマウントさせたかった為、先ほどと同様にそれ用の接続パーツをバックパックから延長、新規増設させています。
握り拳のほかに、平手パーツも左右作成。
アクションポーズなど。
大将軍の宿命として稼働範囲は中々確保しずらいのですが、なんとか許容範囲には収められたか。
アクションベースに接続も可能です。
原作では2回も黒魔神闇皇帝に殺されてしまう可哀想な方ですが、そんな悲壮感も魅力に感じてしまう、個人的にとても好きな大将軍。
やはり元キットは手に入りずらいので作成はしづらいですが、作っててとても楽しい機体なのでおススメです。
でわまた!